SSDの容量アップ
最近多いなと思う依頼がHDDからSSDへの変更やSSDの容量拡張です。
前者はWindows7からのアップグレードPCで最近とくに動作が重くなったとか、起動に20~30分掛かるような状態になり何とかしてほしいというパターンが多いです。ひどいものは数か月前に購入した高スペックなPCなのにSSDではなくHDDが搭載されていて高額なのに遅くて使えないなんてものもありました。こういうものはSSDへ変更すれば劇的に改善されます。
後者のSSD容量拡張依頼はほんとに残念な気持ちになります。購入して1年も経っていないパソコンがほとんどです。CPUやメモリも使いきれないくらい積んでいるのにSSDの容量が128GBだったりします。一般のユーザーさんが普通に仕事に使っていくとあっという間に容量不足になります。
システム導入やPCなどの機材を購入する際、そのスペックや仕様が実運用に耐えれる内容かどうかを判断できない法人さんはたくさんいると思います。情報システム部を設けるのが難しいとしても第三者としての相談先を確保することをおすすめします。販売元に相談しても売ることが目的なので理に叶いません。
本題のSSDの容量アップですが今回依頼を受けたのはFujitsu LIFEBOOK U727/P。128GBのCドライブがいっぱいになって鮮血に染まっております。
BIOSを見る限りインターフェースはM.2でSATA接続になっています。音響や電話の世界で頑張っている間にインターフェイスが進化していて驚きました。2.5や3.5incのHDDをSSDに交換というのはたくさんやってきましたがM.2を扱うのは今回が初めてです。小型軽量高速の3拍子で素敵です。以前M.2らしきもの(mSATAだったかも)を見たのは容量もずっと小さくHDDのキャッシュに使用している特殊な感じでした。
作業の方向性としてはM.2を外部接続するアダプタが残念ながら手元に無いので現状のデータをNASなどにディスクイメージとしてバックアップし500GBのSSDへ交換後、NASのバックアップイメージから復元しパーティションを調整します。
使用機材
- Acronis True ImageやAOMEIなどのバックアップソフト
- CT500P5SSD8JP [M.2 NVMe 内蔵SSD]
作業自体は問題なく進み心配していたNVMeでの接続もBIOSから確認できました。ただそのままでは起動できず、結果から言いますと外部メディアからスタートアップ修復を実行(この時修復できませんでしたの表示)し起動するようになりました。
あとはNVMeの発熱状況を確認してみます。本日はここまで。